皆様、新年明けましておめでとうございます。
平成26年・西暦2014年、午(うま)年の明るい幕が上がりました。昨年は、『日本の富士山が世界の富士山に!』『世紀の祭典オリンピックが再び東京へ!』と、明るいニュースが聴こえてきましたが、現在、日本の人口の約4分の1が65歳以上を数え、さらには認知症の方が約300万人と言われます。
高齢な親を老境に差し掛かった子が看る「老老介護」の時代から、お互いに認知症を患った夫婦で軽度な者が重度の者を看るなど「認認介護」へ。事の深刻さは増すばかりです。
今、介護保険の認定者は全国でおよそ530万人。家族の支援が難しい老老世帯や独居の方が増え、更には年金減額、消費税増税・物価上昇等暗い話題が多く、紙面を「明るい話題」で新年の始まりを飾ろうといたしましたが、深山々険しく先が視えません。
しかし、一筋の光明は「ここは良いよ・他に移りたくないよ・ありがとう」と、利用者様から囁かれた一言です。この言葉に私たちは元気をいただき、更に多くの「ありがとう」の一言をいたただけるよう職員一同、一生懸命に頑張りたいと思います。
利用者様や、ご家族様、関係各位の皆様にとって今年も安泰な一年であります事を年の初め切にお祈り申し上げます。
介護老人保健施設 栗の郷
施設長代理 松原 誠