介護老人保健施設 栗の郷

第35号
2014年4月5日発行分

この4月から変わること

介護老人保健施設　栗の郷　事務長　田中　洋

厳寒という言葉が良く似合うこの冬が終わり、季節は頁（ページ）をめくるように花咲き競う春となりました。真新しい制服姿の新入学生や黒のスーツ姿で、すぐそれとわかる新社会人を見掛けると「新しい一年がまた始まるのか」と感慨深いものがあります。本紙でも特集しましたが当施設でも新入職員を迎える事となりました。新たな仲間を加えて職員一同は気持ちを新たにしている次第です。

さて、この4月は皆さまにとりましても気がかりな、消費税率の変更がありました。

買い物をする度に、徐々にその増税の実感が湧いてきております。今後政府が目論む通りデフレの克服と個人収入が増えることでの景気の好循環が進むよう願う所です。

ご承知のこととは存じ上げますが、今春、当施設利用者様各位に対しましても利用料値上げのお願いをする事となりました。皆さまからお支払い頂く利用料は介護保険が適用されるものと、適用外のものに分かれます。介護保険が適用されるものについては、利用者様は従来通りの一割負担ですが、その物差しとなる「単位」（介護保険法で事細かく規定されています）が今回の消費税増税により、単位数が若干増えることとなりました。また、介護保険適用外のもの（例えば食事代・居住費等）につきましても、消費税増税や物価の上昇（例えば給食委託費や燃料・光熱費等）による施設経費の増加により、値上げをお願いせざるを得ない状況となりました。

介護保険適用・適用外それぞれで費用の値上げをせざるを得ないこと、甚だ心苦しいところではございますが、今後もより良いサービスを提供し続ける為にも、ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。

栗の郷ってどんなところ？vol.4

栗の郷保育室

保育室では、栗山中央病院及び栗の郷に勤務する職員のお子様約30名と職員5名で運営しています。年齢が様々で、小さな子供は大きな子供の姿を見て過ごし、大きな子供は小さな子供の面倒をよく見てくれます。このように異年齢保育ならではの経験をし、子供たちと日々過ごしています。

日によってお預かりする子供の人数も異なりますが、平均利用人数は10名ほどで、一人一人の成長に合った保育を日々心掛けています。また親御様とのコミュニケーションをとり、家庭と同じような環境で一日過ごせるよう努めております。

職員手作りの公園で砂遊び、タイヤ飛び、かけっこをします。また、お花や野菜を植えて育てるなど、物を育てる上での成長段階や楽しさを知ってもらえるようにしています。

月ごとに行事や製作も行い楽しく毎日過ごしています。

お知らせ

日に日に暖かくなり、衣類の入れ替えを準備される頃だと思います。利用者様の靴も汚れやテープの付きが悪くなっているのを見かけます。面会時にご確認をお願いします。

2014年　年間行事

1月	初詣
2月	節分
3月	雛祭り
4月	お花見
5月	バスハイク
6月	映画鑑賞会
7月	七夕会
8月	納涼祭
9月	敬老会
10月	運動会
11月	文化祭
12月	忘年会

行事報告

1月行事　初詣

フロアに「栗の郷神社」を設け、利用者様にお参りしてもらい、その後、絵馬にそれぞれ今年の目標を書いていただきました。

2月行事　節分

職員が鬼に扮して、円になって豆まきを行いました。皆さま真剣な眼差しで豆を投げつけておられました。最後には早く春が来るようにとの願いを込めて、みんなで「北国の春」を合唱いたしました。

3月行事　桜もち作り

ひな祭り企画としておやつに桜もちを作りました。途中からの工程でしたが、あっという間に完成！みなさま残すことなく召し上がられていました。一緒に提供した桜茶も好評で、「いい香りだわ」との声がそこかしこから聞こえていました。

編集後記

寒い冬が終わり、少しずつ暖かくなってまいりました。街中では桜の花も見ごろを迎えております。

2014年度も皆様に栗の郷の様子をお伝えできるよう努めてまいります。本年度も何卒よろしくお願いいたします。

広報委員一同