第57号
2019年9月5日発行分
台風第15号への対応状況について
先月9月9日千葉県に上陸、県内各地に大きな被害をもたらした台風15号。当施設栗の郷は建物の被害はなかったものの、2日間に及ぶ長時間停電により、施設運営に大きな支障をきたすこととなりました。
休日明けの月曜日の未明、経験した事の無い暴風の音に不安と恐怖をつのらせる中、突如停電が発生しました。空調は停止し次第に蒸し暑くなる施設内。夜明けとともに徐々に明るくなるのとは反対に非常用電源は底を尽き、慌てて発電機、懐中電灯や携帯ラジオ、電池等の備品を確保。
ライフラインはガスのみが使用できる状況での朝食の準備と大あらわ。
配膳用エレベーターが動かない為、わずかに出勤できたスタッフ、併設病院の人員応援による人海戦術にて2階・3階へと朝食を提供することができました。時間が経つにつれ徐々に影響は拡大。電話は不通。交通機関も動かず、道路も通行止か大渋滞のどちらかという有り様。
ただ、併設病院は通常通り電気が使用できた為、最低限の電源や生活用水の確保ができたことが不幸中の幸いでした。出勤できたスタッフ皆で利用者様に不安な思いをさせないようと、いつもと同じよう明るく対応をして、夕食時はテーブルにランタンを灯し、利用者から『雰囲気が素敵ね!』という言葉も聞かれ、利用者さまの笑顔に逆に励まされ、心を打たれた職員も見られたようです。
職員と利用者さま、皆の知恵と助け合いで台風による困難を乗り越えることが出来ました。
以上、皆さまへのご報告とさせていただきますが、あらためてご家族様や関係者様にはご不便、ご心配をお掛けいたしましたこと、お詫び申し上げます。
100歳以上人口、日本全国で7万人突破へ
本年9月の敬老の日を前に厚生労働省より発表されました高齢者人口統計によりますと調査開始以来、初めて7万人を突破したことがわかりました。
100歳は「百寿」と呼ばれ縁起の良い事として特別にお祝いされることが多いと思います。今回はこの百寿にちなみにましてご長寿について調べてみました。
100歳を超える高齢者は全国で約7万人。そのうち88%が女性。
栗の郷でも女性の利用者様が大変多く未来の百寿候補90歳以上の女性は28名男性は4名です。
100歳以上の方は3名いらっしゃいますが、3名とも女性。(10年前までは栗の郷でも百歳以上の方は1名いらっしゃるか否かという風でした。)
人口10万人当たりで百歳以上の高齢者が最も多いのが1位島根県、2位鳥取県、3位高知県です。
逆に最も少ない県は埼玉県となります。島根県民の長生きの理由は若者が居ない分、『自分達で草むしり、雪かきなど力仕事をしなくてはいけない』とか『山の幸海の幸に恵まれているから』とか『体にいい食べ物が豊富だから』と言われているそうです。便利の世の中『規則正しく』は難しいですが、いつまでも健康に過ごしたいですね。
2019年 年間行事
1月 | 新年会 |
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2月 | 節分 |
3月 | ひな祭り |
4月 | 春の大運動会 |
5月 | 職員による出し物 |
6月 | くりやま幼稚園 |
7月 | 七夕・かき氷・食レク |
8月 | 納涼祭 |
9月 | 敬老会 |
10月 | バスハイク |
11月 | 第二回クリリンピック |
12月 | 忘年会・食レク |
行事報告
7月行事「七夕・食レク」
7月21日(日)、各フロア食堂にてスイーツ作りをいたしました。
皆さまそれぞれゼリーの上に生クリーム、フルーツカクテルを飾り付けていただきました。盛り付けの様子で性格が うかがえる様子もちらほら。普段寡黙な方が『美味しい』と言ってくださったのが印象的でした。
8月行事「納涼祭」
8月25(日)1階リハビリルームにて、縁日屋台を模した納涼祭をおこないました。手作りベビーカステラが焼きあがる香ばしい香りが漂う中、夢中で的当てゲームに興じるご利用者様の姿がとても印象的でした。屋内でのこじんまりとした開催とはなりましたが、「楽しかった!!」「次はいつ?」などなどの声が聞けて笑顔あふれる1日となりました。
9月行事「敬老会」
今年の敬老会はボランティアグループ『レインボー』様をお招きし、歌と踊りをご披露いただきました。皆でリズムに合わせて団扇や鈴を振り、拍手喝采で会場はとても盛り上がり、楽しい敬老会を過ごすことができました。また、百寿・卒寿等を迎える方々へ記念のお祝いとして賞状をお渡ししました。
編集後記
蒸し暑い夏も終り、朝夕急に涼しくなって来ました。そろそろ夏物衣類も秋冬物へと衣替え。カーディガンや少し羽織る物などを御用意いただきますよう願いします。皆様も体調に気をつけてお過ごしください。
広報委員一同