第75号
2024年8月5日発行分
熱中症にご注意を
今年の関東地方の梅雨は、空梅雨のような青空が広がる日々が多く、気温も毎日最高気温を更新する天気でした。気温と共に湿度も高く、蒸し暑さも多く感じられました。
梅雨明けから夏本番に、毎年痛ましい事故が発生し、命を落とされる方が出るほど心配されるのが『熱中症』です。「水分は飲んでいる」「エアコンをつけているから大丈夫」では安心できません。
熱失神(めまい・失神)、熱痙攣(筋肉痛・筋肉の硬直)、熱疲労(頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感)、熱射病(意識障害・痙攣・手足の運動障害・高体温)を総称したものを、熱中症と呼んでいます。
気温が高い・湿度が高い・日差しが強い等の環境要因の他、乳幼児や高齢者、暑さに慣れていない、体調が悪い等の身体的な要因、長時間の屋外作業、水分補給が難しい等の行動による要因があります。これらの条件の下で、体温調節機能が弱くなり(皮膚から逃げる熱が少ない)、体内に熱がこもってしまう(汗が蒸発しない)ことが原因です。
屋内や夜でも決して油断できません。『熱中症警戒アラート』が発表された時には、特に注意が必要です。
熱中症予防のポイント
- こまめな水分・塩分補給
- エアコン・扇風機を上手に利用
- 冷却グッズの活用
- 直射日光を避ける
- 帽子や日傘を使用
- 涼しい服装
- こまめな休憩・十分な睡眠
- 暑いときには無理をしない
施設内研修実施
虐待防止委員会
介護の現場でも見られることの多い、いくつかの事例をテーマに、その場面を忠実に再現した動画を見た後に、自分がご利用者様の立場だったらどう思うか?どのような関わり方が適切なのか?と、多職種が混合したグループワークで様々な意見が飛び交いました。
研修後のアンケートでは、「初心に帰ることができた」、「気持ちに寄り添えているか、言葉に愛が込められているのかが、とても大切だと思った」等の意見がありました。
接遇委員会
『介護における接遇』について、事例をもとにグループワークを行いました。ご利用者様の目線、職員からの目線等、多職種から様々な意見が出されました。
『接遇』の意味を再確認し、身だしなみ・好ましい言葉遣い・表情や態度等、自身を改める良い機会となりました。
感染対策委員会
現在、千葉県内に食中毒注意報が発令されています。今回の研修は『食中毒について』動画を見ながら、家庭での調理やテイクアウト、デリバリー等、冷蔵庫・冷凍庫の掃除の仕方を、改めて学ぶことができました。
行事報告
3月行事「花まつり」
折り紙や花紙を使い、折ったり切ったりしながら桜の花飾りを作りました。ご利用者様と共に飾りつけをして、春の訪れを感じられる空間がフロアに出来上がりました
4月行事「桜餅づくり」
食事レクリエーションで、皆さまと共に『桜餅づくり』を行いました。ホットプレートを使用し、薄く焼いたピンク色の生地で餡を包み込み、皆さま笑顔で召し上がっていました。
職員手作りのランチマットも好評でした♪
5月行事「運動会」
中庭には大きな鯉のぼり、各フロアには兜を飾り、皆さまに季節を感じて頂きながら、春の運動会を開催しました。様々な種目の中で一番白熱したのは玉入れです。一つでも多く玉を入れようと、皆さま身を乗り出していました。皆さまに楽しんで頂き、たくさんの笑顔が見られて良かったです!
6月行事「カエル釣り」
梅雨時ということで『カエル釣り』を行いました。カエルの絵を貼った空き缶を、皆さまとても真剣な表情で釣り上げていました。
他にも、傘を逆さまに吊るし、そこにカラーボールを投げ入れるゲームも行いました。ご利用者様と職員が一緒に楽しみながら、体を動かす行事となりました。
新入職員紹介
・ご利用者様と、笑顔で楽しく過ごし、優しく頼れるような職員を目指していきたいと思います。
介護課 Y・W
・介護職は未経験ですが、ご利用者様に寄り添い、安心して過ごせるように努めてまいります。よろしくお願いいたします。
介護課 Y・T
・4月に入職し、まだまだ分からないことだらけですが、皆さんと協力しながら、ご利用者様に寄り添い、頑張っていきます。よろしくお願いいたします。
リハビリ課 M・K
お願い
暑さが増しておりますが、ご利用者様の衣替えはお済みでしょうか。夏服をご準備される際、フルネームでのご記入をお願いいたします。
※施設内は空調が効いています。また、怪我の予防の為に、薄手の長袖でご準備いただけると助かります。
編集後記
今号も「栗の郷たより」をお読みいただき、ありがとうございます。
今年も早くから、最高気温が三〇度を超える日々が続いています。
ご利用者様が体調を崩すことがないよう、十分注意しながら対応して参ります。ご家族様も、体調にはくれぐれもご留意ください。
広報委員一同